タブレットが欲しくて安さからFireタブレットを購入しようと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、Fireタブレットを購入する際は絶対に知っておきたい注意点が多くあります。
そこで今回はFireタブレットのメリットやデメリット、おすすめしない理由などを徹底解説していきます。
Fireタブレットはおすすめしない
さっそく結論からですが、Fireタブレットはおすすめしません。
もっと厳密にいうとFireタブレットが使用用途に合う人はかなり限られるといったところでしょう。
理由はとにかく独自のFireOSというOSを使用しており、Google playやYouTubeといった多くの有名アプリが使えないからです。Androidタブレットの一種ではあるのですが、Amazonが独自にカスタマイズしたOSのため、Androidタブレットとも出来ることが違っています。
あまりにも使えるアプリが少ないため、アプリゲームやYouTube視聴、その他絵を描くなどの作業には基本使えません。
逆に使える人はNetflixは視聴できるのでNetflix視聴やKindleでの読書用にしか使用しないといった人達にはスペック的には問題ないので向いているといったところでしょう。
そのため、安さに惹かれて普通のAndroid端末のタブレットのように使おうと考えている方には全くおすすめできないものだと言えます。
では以下ではより具体的にFireタブレットの詳細やメリット、デメリット、おすすめできる人などについて具体的に解説していきます。
Fireタブレットとは?
そもそもFireタブレットとは独自のOS、FireOSを搭載し、Amazon自体が展開しているタブレット端末です。
主な種類としてはFire7からFireMax11タブレット、計6タイプの価格、種類のFireタブレットが展開されています。
ちなみに以下はFireタブレットの商品別の詳細をまとめた表となっています。
商品名 | 価格 | 容量 |
---|---|---|
Fire 7 タブレット 7インチ | 8,780円 | 16GB |
FireHD8タブレット | 13,980円 | 16,32GB |
FireHD8Plusタブレット | 14,780円 | 32GB |
FireHD10タブレット | 19,280円 | 64,128GB |
FireHD10Plusタブレット | 18,380円 | 32GB |
FireMax11タブレット | 28,980円 | 64,128GB |
基本的にFireタブレットで安くてよく話題にあがるのはFire7や8といったところでしょう。
しかし、それ以上となるとさほど他のタブレット端末と値段が変わらず、あまり割安感は感じませんね。
Fireタブレットのメリット
ではFireタブレットのメリットをご紹介していきます。
以下、Fireタブレットのメリットについて詳細を説明していきます。
とにかく安い
まず、一つ目のFireタブレットのメリットとしてはとにかく安いという点が挙げられます。
Fireタブレットに興味を持つ方は基本的にこの部分だと思いますが、とにかく価格が安いです。
実際にFire7タブレットなんて1万円以下で数千円程度で買えますからね。
iPadで新品だと数十万円したり、Androidのタブレット端末でも1万円は超えるタブレットは多いですから、1万円を切るFireタブレットはその点で価格の安さで際立ちます。
ほぼタブレット端末の価格破壊を引き起こしているといっても過言では無いFireタブレットの安さは一つのメリットだと言って良いでしょう。
Amazonという安心感
二つ目のFireタブレットのメリットとしてはAmazonという安心感が挙げられます。
確かに安さだけを求めるとFireタブレットよりも安いものも無くはないですが、そういったものはどこのメーカーなんだというものも多いですし、セキュリティや動作、品質の面でも心配になる点が多くあります。
一方でFireタブレットはAmazonが展開しているタブレット端末ですからある程度の品質が保たれていることはイメージが付きますし、知っている大企業が提供しているだけあって安心感が違います。
それに価格が安い部分でも謎のメーカーだと何で安いのかが気がかりになりますが、Amazonのタブレットが安い理由はAmazonがOSで囲い込みたいから端末で安くしているというのがある意味見え見えなので安さに対する納得感も違います。
この点でFireタブレットのメリットとしてはAmazonが展開している端末で安心感があるという点が挙げられるでしょう。
Amazonのサービスとの連携がしやすい
三つ目のFireタブレットのメリットとしてはAmazonのサービスとの連携がしやすい点が挙げられます。
Amazonが提供しているOS、FireOSを搭載し、Amazonが提供している端末なので当然と言えば当然かもしれませんが、KindleやAmazon primeといったようなAmazonのサービスとの連携がしやすいとう特徴があります。
初期設定時にはAmazonアカウントを登録することでAmazonのサービスの履歴や設定などが同期されたり、多くのAmazonサービスが事前インストールされています。
例えば、Alexaと充電スタンドでEcho Showのように使うことができます。
専用の充電スタンドに対応している、Fire HD 8 PlusやFire HD 10 Plusでは、そのスタンドに置くだけでShowモードになるので、画面付きスマートスピーカー「Echo Show」のように活用することも可能です。
この点でAmazonのサービスとの連携がしやすい点はメリットと言えるでしょう。
Fireタブレットのデメリット
次にFireタブレットのデメリットをご紹介していきます。
多くの有名アプリがない
まず、一つ目のFireタブレットのデメリットとしては多くの有名アプリが無いという点が挙げられます。
Fireタブレットは独自のOS、FireOSを搭載しており、基本的にAmazonのアプリストアからしかアプリをダウンロードできません。
しかもこのAmazonのアプリストアはアプリの品揃えが悪く、有名なアプリ例えばYouTubeやX、LINE、Instagram、TikTokなどといったアプリすらダウンロードすることができません。
確かにGoogleプレイストアを外部からダウンロードして使うこともできますが、保証の対象外であったり、この抜け道のような方法をいつ遮断されてもおかしくないのでやめておいた方が良いでしょう。
そのため、こういった有名アプリを使いたい方にとってはデメリット部分だと思われます。
GPS機能がない
次に二つ目のFireタブレットのデメリットとしてはGPS機能がないという点が挙げられます。
FireタブレットはGPS機能が付いていないため、GPSを使用する地図やナビゲーションアプリといった位置情報が必要なアプリを使うことができません。
そのため、外出先でFireタブレットをマップとして見ながら使うといったようなことはできません。
一方でAmazonのアプリストアでは専用の地図アプリをダウンロードすることはできますが、そこで出てくる位置情報はWi-Fiやモバイルネットワークから特定した位置情報であるため、GPSと比べるとかなり粗い位置情報となります。
この点で位置情報を使用した地図アプリなどを使いたい人には向いておらず、GPS機能がない点はデメリットだと言えるでしょう。
カメラの画質が悪い
三つ目のFireタブレットのデメリットとしてはカメラの画質が悪いという点が挙げられます。
Fireタブレットは全面と背面にカメラが付いていますが、画質ははっきり言って良くないです。
そこまでタブレットにカメラの画質を求める人も多くはないと思いますが、Fireタブレットのカメラは綺麗な写真や動画を撮るというより、写真や動画が一応取れるぐらいの程度です。
この点でカメラの画質が悪い部分はFireタブレットのデメリットだと言えるでしょう。
Fireタブレットをおすすめできる人
そんなFireタブレットをおすすめできる人を以下にまとめてみました。
Fireタブレットをおすすめできる人はFireタブレットでおおよそNetflixの視聴やKindleなどAmazonのサービスしか使わない人達です。
有名なアプリがほとんどダウンロードできない中でNetflixはダウンロード可能なため、暇つぶしやなる前にNetflixを視聴するためだけに使うといった人達やKindleやAmazonプライムを利用するだけに使うといった方達には向いている端末だと言えるでしょう。
Fireタブレットをおすすめしない人
一方でFireタブレットをおすすめしない人を以下にまとめてみました。
Fireタブレットをおすすめしない人はゲームをしたいというような方や有名アプリを使いたい方、コンテンツ制作を行うような人達です。
Fireタブレットは独自OSでアプリもAmazonアプリストアからしかダウンロードできないため、そもそもしたいゲームが無いといったことや使いたいSNSツールやコンテンツ制作ツールも利用できなかったりすることが頻発します。
そのため、ゲームをしたい人や有名アプリを使う用途でFireタブレットを買うのはおすすめできません。
また、性能も動画を見ることや読書程度であれば問題ないと思いますが、ゲームやコンテンツ制作など高い処理能力を求められる用途では向いていないため、こういった用途で使用を考えている方にはFireタブレットはお勧めできません。
Fireタブレットをおすすめしない人への代替え案
ではFireタブレットの用途でおすすめしない人にとってどのタブレットが代替え案になるか以下まとめてみました。
以下詳しく解説していきます。
安さと用途の両立ならアンドロイドタブレット
Fireタブレットの代用としておすすめなのはアンドロイドタブレットです。
Androidを搭載しGoogleストアが使えるため、独自のOSを搭載しているFireタブレットとは違い、YouTubeやInstagram、Xなど多くの有名アプリがダウンロード可能です。
しかも、値段は2024年の4月時点でYahooでは8,000円前後で販売されておりFireタブレットよりも低い価格で提供しているため、Androidのアプリの多さと安さを兼ね備えています。
Fireタブレットの安さに惹かれていたけどアプリの少なさに躊躇していたといった方にはちょうど良いタブレットなどではないでしょうか。
国産が良い方はFFF IRIEタブレット
一方で中華ブランドに抵抗がある方はFFF IRIE タブレットがおすすめです。
値段に関してはやはり中華ブランドよりは若干高くなってしまいますが、国内ブランドかつ2024年4月時点では14,000円前後と低価格で購入できるタブレットです。
同じくAndroid端末であるため、YouTubeやX、Instagramなどといった有名アプリを多数使うことが可能です。
そのため、国内ブランドかつお手頃価格で多様なアプリを使用したい方はFFF IRIEタブレットがおすすめです。
もう少し予算を出せるならiPad
ちなみにもう少し予算を出せるのであればやはり、タブレットであればiPadがおすすめです。
確かにiPadは新品だと10万近くするものが多いですが、中古であればAmazonで2〜4万円でも購入が可能です。
性能としても安いAndroid端末やFireタブレットとは比較にならないほど良いですし、ゲームや絵などのコンテンツ制作にも問題なく使えます。
有名アプリの使用やゲーム、絵などのコンテンツ制作、地図アプリから動画視聴など幅広い用途でタブレット端末を使用することを考えているのであればやはり性能や汎用さの観点からiPadが最も適していると言えるでしょう。
Fireタブレットによくある質問
- QFireタブレットは通信環境を利用できますか?
- A
FireタブレットはLTEや4G、5Gといった通信回線を使えません。そのため、使用するためにはWi-Fi環境が必要です。
- QFireタブレットにイヤホンジャックはありますか?
- A
はい、イヤホンジャックはあります。Fireタブレットでは有線イヤホンとBluetoothの無線イヤホンが使用可能です。
- QFireタブレットでMicrosoft Officeは利用可能ですか?
- A
利用可能です。Microsoft Officeアプリが標準インストールされているため、基本的にすぐに利用できます。ただし一部の機能は制限されている注意が必要です。
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